2016年8月31日水曜日

中国・スマホ会社の広告に出演するゲイの母親

中国国旗の画像
中国の企業が今年のバレンタインデー向けに制作した動画があります。そこに、ひとりの女性がゲイの息子を持つ母親として出演しています。
制作したのはスマートフォンをつくっている会社「魅族 (MEIZU)」で、動画は多様な愛をテーマにしています。おそらく企業広告の一種だろうと思われます。

ふたつリンクを張りますが、どちらも同じ動画です。
视频: 魅族情人节短片,爱情多元且平等|优酷
魅族情人节短片:爱情多元且平等|YouTube(削除)

出演しているのはゲイの息子の母親として活動し、家族会も設立したウー・ユージエン(呉幼堅/吴幼坚/Wu Youjian)さん。このブログでも取り上げたことがあります。
中国の同性愛者たちの「ママ」、呉幼堅

動画は4分弱のちょっとしたドキュメンタリー風になっていて、ウーさん自身の物語と、女性カップル、男女カップルの物語が語られます。
登場する人たちが本人なのか俳優なのかはよく分かりません。
中国語が分からないので内容もぼんやりとしか分かりませんが、機械翻訳を参考にして、分かる部分を大ざっぱに書き出してみます。

  • 私は呉幼堅。69歳の元編集者。
  • 2004年に息子がメディアでカミングアウトし、翌年、私もゲイの子を支持する母親として中国で初めてメディアに出た。
  • これまでに同性愛の子を受け入れるのに苦労している家族にたくさん出会ってきた。
  • ある男性は親に同性愛がばれて、女性と結婚させられそうだと救いを求めてきた。連絡を取り続け励ましたが、最終的に彼はこの世を後にすることを選んでしまった。
  • こうしたことが絶えず起きている。こうした家族の力になりたい。
  • 活動していると世間から色々なことを言われるが、同性愛者たちが直面している困難に比べたら大したことではない。
  • 女性カップルの“她她”と“梅尔”は交際8年。她她の両親はなかなか受け入れられずにいたが、她她は両親の心のわだかまりを何年もかけてほぐしていった。
  • 活動を通じて出会った多くの若者は同性愛、異性愛に関わらず、さまざまな障害に直面していた。
  • ある男性は家が貧しいという理由でガールフレンドの両親から交際を反対されていた。彼は、同性愛コミュニティが愛する権利のために奮闘する姿を見て励まされ、諦める必要はないと考えるようになった。
  • 私はこうした勇敢な若者たちに感謝している。彼らはこの世界の最も美しい一面を見せてくれている。


また、魅族では2015年のバレンタインデーにも二人の女性が主人公のショート・ムービーを制作しています。こちらはセリフはほとんどないのでわかりやすいと思います。
视频: 情人节:爱就在身边|优酷

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LGBT Valentine's Day Love from Chinese Company Ads|同志商务 WorkForLGBT(リンク切れ)

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