二組の日系アメリカ人家族が、トランスジェンダーの子供とどんなふうに向き合ってきたかを、子供に宛てた手紙の形で語っています。アメリカで制作されたものですが、ありがたいことに日本語字幕付きです。
教えていただいた情報によると、動画を作成したのはアメリカ最大のLGBTQ家族会「PFLAG」のサンガブリエルバレー支部(カリフォルニア州)です。ここはアメリカPFLAG初のアジア系会員だけの支部だそうです。
出演されているのは、トランスジェンダーのお嬢さんがいるウラドモさんご夫妻と、トランスジェンダーの息子さんがいるアイズミさんご一家(夫妻と弟)です。
じんわりと愛情が伝わってくるような、本当に素敵な動画なのでぜひご覧ください。
動画は約10分。英語音声、日本語字幕です。
娘から息子に変わり、私が知っている娘を消すのはつらかった。息子としての思い出が増えるにつれ、それも変わっていった。
――タッド・アイズミ
マーシャ・アイズミさんは以前よく米版ハフポストでエッセイを書いておられて、このブログでも一度取り上げたことがあります。
・[体験談]子供にカミングアウトされた日系人母の恥と誇り
ウラドモさんご一家もメディアの取材を受けたり、ドキュメンタリー映画に出演されたりしていらっしゃるようです。
・‘My One and Only’ | Toyota Driver's Seat
《追記》
6月にマーシャ・アイズミさんが来日され、いくつかのイベントに出演されるようです。ご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
6月15日 東京
・かぞくってなんだろう with NQAPIA|こどまっぷ
6月17日 東京
・LGBT等の学生サポートに関する日米対話~学生の安全な居場所とは~|筑波大学ダイバーシティ部門
6月22日 札幌
・【お知らせ】アメリカのLGBT支援団体NQAPIAとのジョイントイベントを開催します。|レインボーファミリー札幌
《関連》
マーシャ・アイズミさんの著作「Two Spirits, One Heart」(英語版)