2016年12月25日日曜日

子供のセクシュアリティを受け入れる3人の父親。企業広告3種

コダックのロゴ from Wikimedia
先日、アメリカのコダック社が1本のショート・フィルムを公開しました。ボーイフレンドがいる青年とその父親の心温まる話です。似たようなコンセプトの広告も2本紹介します。

Kodak

補足情報は特になく、詳しいことは分かりませんでした。広告だとは思いますが、クリスマスっぽくもないし、何かのキャンペーンというわけでもなさそうです。
3分弱でセリフらしいセリフはありません。父親の設定に語られないバックストーリーや多様性への意識を感じますし、表情もいいし、シンプルとはいえグッときます。


Elgiganten

次はスウェーデンに本社を置く北欧の家電量販店Elgigantenの、デンマークのCMです。こちらはクリスマス向けに先月末公開されました。
こちらも不器用そうな父親が、おそらくトランスジェンダーの子供に、プレゼントで気持ちを伝えます。


Smart

もうひとつ、フィリピンの携帯電話会社スマートコミュニケーションズ(SMART Communications)が7月に公開して話題になったCMです。
父親からFacebookの“友達申請”が来た息子。受け入れると彼氏がいるとバレてしまう。悩んだ末に申請を受け入れると、父親から「私も受け入れた」と返信がきます。

《参考》 フィリピン発★ゲイの息子にFB友達申請した父親、その結末は スマートコミュニケーションの“勇気ある”動画が感動を呼ぶ|電通報


今年は台湾マクドナルドのCMも話題になりました。どれも父親が登場するのは偶然もあると思いますが、ただ、「受け入れるのに苦労しそう」「気持ちを伝えるのが苦手そう」といったイメージがCM向きなのかもしれません。

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