Local Mom Worries Lesbian Daughter Will Grow Old Surrounded By Unopened Pickle Jars | AfterEllen (2020)
アメリカのペンシルベニア州で会計士をしている27歳のジェナの母親は、娘がレズビアンだということは受け入れているものの、昔ながらのジェンダー観からは抜け出せておらず、男手のない娘の生活を心配しています。
「母が『もしキッチンの流し台が水漏れしたら誰が直すの?』って聞くんです。ねえママ、その時はきっと水道屋さんを呼ぶと思うよ。大半の異性愛の人たちと同じようにね」とジェナは言う。
「『高い棚に手が届かない時はどうするの?』って聞かれたこともあります。じゃあデート相手は175cm以上の女性に限定するよ。それか最後の手段として――踏み台も買うかも」
記事ではジェナのお母さんにも話を聞いています。
「娘から初めて(ささやき声で)“レズビアン”だと言われた時、最初に心配したのは、娘が好きなピクルスの瓶のふたを誰が開けてくれるんだろう、ということでした。次に考えたのは孫のことです。孫のピクルスの瓶は誰が開けるの? 娘はいつか子供を養子にするだけしてピクルスも食べさせないつもり? スパゲッティソースは? ジャムは? ピーナッツバター&ジャムのサンドイッチもなしに子供を育てるつもりかしら? 私が心配するのもわかるでしょう?」
ジェナは、自分がデートする女性たちなら「コストコサイズのピクルス瓶だって素手でまっぷたつに割れる」と笑います。母親が存在もしない孫のことを心配しているのも可笑しく感じています。しかし、こうしたピントのずれてみえる言動からも愛情をしっかり感じ取り、母の努力に感謝していると話しています。
「カミングアウトから2週間ほどして母から包みが送られてきました。中身は玄関ポーチ用のレインボー・フラッグでした。去年の私の誕生日にはテーガン&サラ[レズビアンの双子の歌手]のチケットを手に入れてくれて一緒にコンサートに行きました。私が高校生の時に聴いてたのを覚えてくれてたんですね。もう10年以上も前、iPod nanoを持ってた時代の話ですけど」
[中略]
「あ、それから地元のリサイクルショップで見つけたという女子トイレの看板をくれました。これをどうしたらいいのかわからないけど、母が訪ねてきたら必ず…どこかに…飾ろうと思います」
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カミングアウト後に待ち受ける鬱陶しくて愛おしい親の愛情