2016年6月25日土曜日

韓国 プライド・イベントで性的少数者を抱きしめる母親たち(動画2本)

韓国国旗の画像
6月11日、韓国のソウルで性的少数者のイベント「コリア・クィア・カルチャー・フェスティバル」が開催され、パレードなどが行われました。
そのなかで性的少数者の子を持つ母親たちが行ったフリーハグが好評だったそうです。
韓国の英字新聞「The Korea Times」から紹介します。
Parents support homosexual children at Queer festival | The Korea Times

성소수자 부모모임

ソウル広場に100ものブースが並ぶなか、家族会である「ピーフラッグ韓国*」(PFLAG Korea)もブースを出展し、親向けのガイドブックを配布していました。
*おそらく正式名称は「성소수자 부모모임(性少数者父母会)」
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そこで行われたフリーハグは短時間の予定で始めたものの、ハグを望む若者が後を絶たず、結局3時間に及んだそうです。
「短時間の企画のつもりだったんです。大勢の人がハグを求めてやってくるので私たちも驚きました。私の腕の中で涙を流す子もたくさんいました。やってよかったです。」
そう語るJi-inさんは3年前に息子からゲイだとカミングアウトされました。
「ショックでした。」と最初の反応を語る。
「同性愛に関するものをたくさん読みました。1000以上の論文を読んだ母親もいるんですよ。」

同性愛について学べば学ぶほど息子を変えることなどできないと確信するようになったJi-inさんは、自分自身が変わり、息子をサポートすると決めました。
「子供たちは性的アイデンティティを理由とした偏見や差別ですでにつらい思いをしています。私が息子を拒んだら誰が彼を支えてやれるでしょう? 息子がよりよい人生を送れるような社会を築くために、私たちはひとつになる必要があります。
《参考》
親の代わりに性的少数者をハグ ソウル広場のイベントが好評 |The Hankyoreh

フリーハグの動画

フリーハグの様子がYouTubeで公開されています。1分半ほどですが、気持ちが伝わってくるような動画です。


[Parents of LGBTQ children] I love you as you are |YouTube
韓国語字幕版

英語字幕を簡単に訳してみます
私たちはすべてのLGBTQの親と家族です。
私たちが気に病んでいるのは息子や娘が同性愛者だということではなく、彼らが憎しみと差別に満ちた世界で生きていかなくてはならないことです。
変わらなければならないのは同性愛者である私たちの家族や親戚ではなく、この憎しみの世界のほうです。

[1枚目のふせん]“愛してます。あなたは十分素敵よ。”
[2枚目のふせん]“いつの日か自分を偽らずカミングアウトします。”
[3枚目のふせん]“こういうグループがあると知り驚きました。心の底から感謝します。”

LGBTQの子供たちが親から受け入れてもらえるかどうか恐れながらカミングアウトの準備をする、そんなことをしなくてもいい社会を私たちは望んでいます。

PFLAG韓国の紹介動画

こちらはYouTubeで公開されているPFLAG韓国の動画で、お母さん方がインタビューに答えています(約4分半)


성소수자가 행복할 권리, 당신이 행복할 권리와 같습니다 - 성소수자 부모모임 |YouTube

素晴らしいことに日本語字幕で見られます。
YouTubeの字幕機能を利用しているので設定が必要です。

【PCの場合】
動画画面右下の字幕アイコンをクリックし、日本語字幕をオンにしてください。

【iPhoneのSafariアプリ】
再生中の画面右下にフキダシの形をした字幕アイコンが表示されると思います。

【iPhoneのYouTubeアプリ】
再生中に画面右上の「…」を押すと字幕設定のアイコンが表示されます。小さい画面だと字幕が途中で途切れますが、iPhoneを横にすると大丈夫だと思います。


《ブログ内関連ページ》
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