イメージ画像 from Pixabay |
ネイサンの爪にマニキュアを塗るのは6歳の娘さんの役目。彼女が2歳の時から続いている2人のコミュニケーションです。
He Wears Nail Polish Because He's a Good Father |YouTube (1:38)
5年前、ネイサン夫妻は同時期に、2人ともがガンだと診断されました。ネイサンの結腸ガンの治療はうまくいったものの、奥さんは乳ガンの闘病の末、2014年に亡くなっています。現在はシングルファーザーとして娘さんを育てています。
Young mother, TODAY guest, loses cancer battle with 'infinite grace' |Today (2014)
「マニキュアを塗ったま歩き回っていると、爪を見るたびに娘のことを思います。とってもいい気分です。ですから、こうしていると娘といつも一緒にいられるんです。」
He enjoys wearing nail polish. Why? Because it's about being a good dad. |Upworthy(2015)
しかし、見知らぬ人から軽蔑的な言葉で失礼なことを言われたりもするそうです。
「肯定的な態度で話しかけてくる人には娘の話をします。でも否定的な人には、彼らの恐怖を打ち消してやるようなことはしませんし、娘が塗ってくれたとも言いません。キレイな色だから塗ったんだ、みたいなことを言います。」[*2]*2 Cancer survivor dad tells us why he lets his daughter paint his nails |Metro (2015)
娘さんの周囲の子供たちからも、「それは女の子がするやつだ」と言われたり質問されたりするそうです。
ネイサンはいつからか親子のネイル遊びに、より大きな意義を見いだしていきます。
「多くの子供たちがこれくらいの年齢[6歳くらい]で非常にはっきりとしたジェンダー・バイアス[性的偏見]を学び出します。このとき大人の影響が一番大きいと思うんです。」
「そこで、とても遊び心のある方やり方で、子供たちに植えつけられている、そうした考えに異議を唱えようとしているんです。指先に色がついてるなんて大したことじゃない。自分の好きなように自分を表現するのが大切なんだと。」[*2]
彼の父親ぶりに対して称賛の声も届くのですが、それにも少し違和感があると言います。
「シングルファーザーであることで受ける称賛というのは、なんだか奇妙なものです。基準がすごく低く設定されていることにひどく悲しくなります。シングルマザーたちには同じような反響はありません。私は特別なことは何もしてないんです。」
「私がすごいことをしているように見える理由のひとつは、私が男だからです。これは世の男性たちがどんな風に育児や世界と関わっているのか[いないのか]を言い表していると思います。」[*2]
ネイサン・ボンド関連リンク
調べてみると、ボンドさんは画家なんですね。フェイスブックやインスタグラムなどで作品やネイルを見ることができます。・ホームページ
ブラッド・ピットにクリス・ヘムズワースも
この件について調べている最中に、他にもネイルが話題になった父親たちを見つけました。まずは俳優のブラッド・ピット。彼は子供が塗ったように見えるネイルのまま、何度か公の場に登場しています。
ブラッド・ピット、映画祭にカラフルなマニキュアをつけて登場 |Hollywood News
そして、俳優のクリス・ヘムズワースとリアム・ヘムズワース兄弟。
ある時リアムの足にペディキュアが塗られているのが芸能ニュースになったそうで、兄のクリスが解説しています。
彼によると、クリスの娘や姪たちが集まるとマニキュアや口紅責めに会うらしく、家族が集まるクリスマスシーズンにはクリスの爪もカラフルになるのだそうです。
Chris Hemsworth on brother Liam: 'We paint each other's nails' |Mirror
《ブログ内関連ページ》
スカートを愛する息子たち 息子を愛する父親たち