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アメリカの人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンのサイトに、バイセクシュアル向けのカミングアウトのアドバイスが掲載されています。そこでは、予想される親の反応として次のようなものを挙げています。
- 子供がゲイやレズビアンなら理解できるが、バイセクシュアルの子をどう解釈したらいいか分からない。
- バイセクシュアルを「部分的に異性愛者」、「完全に同性愛者ではない」と捉え、子供が異性のパートナーを見つけるのを望む。
- 子供が同性のパートナーを見つけた場合、異性にも惹かれるはずなのに、なぜ同性との関係を「選んだ」のかと、がっかりする。
- 子供が異性のパートナーを見つけた場合、最終的に「異性愛者」に落ち着いてくれた、とホッとする。
また、性的指向が変化したと感じる人や、バイセクシュアルという言葉では自分の性のあり方を説明できないという人もいます。
異性愛、両性愛、同性愛という分類は、結局は人間が作り出したものですから、実際の性の多様さを整理しきれるものではないのでしょう。
同記事でも、セクシュアリティというのは多くの人が考える以上に複雑な場合がある、と言っています。
一生、男性にしか惹かれないという人もいますし、女性にしか惹かれないという人もいます。ずっと男性と女性の両方に惹かれてきたという人もいます。
それ以外の人にとっては、それほどシンプルではありません。誰に惹かれるかは時と共に変化し、発展するかもしれません。
ゲイやストレートといったカテゴリーに必ずしも該当しないと感じる場合、自分の性的な感情をなんと呼ぶか理解するのは難しくなります。
両方の性別に惹かれる期間を経た後、最終的に主に一つの性別に惹かれるようになる人もいます。レズビアンやゲイ、ストレートだと名乗る期間の後にバイセクシュアルだと認識する人もいます。その旅は一人一人違います。
自分の性的なアイデンティティを理解することが複雑な場合もあります。数カ月、あるいは数年かかるかもしれませんし、生涯続くプロセスだと気づくかもしれません。
※元記事が削除されている?ようです。下のブログで読むことができます。
Coming Out: Bisexual (from HRC) |I'm A PFLAG Mom
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